4つの領域(空と人、空とモノ、道と人、道とモノ)をつなげ、多様なモビリティを最適化します

愛知県は、社会課題の解決と地域の活性化を図る官民連携プロジェクトの創出を目指す「革新事業創造戦略」の枠組みによる第1号のプロジェクトとして、「あいちモビリティイノベーションプロジェクト『空と道がつながる愛知モデル2030』」を推進しています。
ドローンや空飛ぶクルマ等の「空」モビリティの社会実装の早期化や、自動運転車両との自動管制による同時制御など、人やモノの移動に境界がない新しいモビリティ社会を構築します。

あいちモビリティイノベーションプロジェクト『空と道がつながる愛知モデル2030』

空モビリティや関連技術の紹介

プロジェクト参画企業による空モビリティ等はSMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIEで展示予定です。

空飛ぶ軽トラ「SORA-MICHI」
©PRODRONE

空飛ぶ軽トラ「SORA-MICHI」

PRODRONEのルーツはCTO菅木が40年に亘って開発を続けるFAI国際航空連盟F3C競技用ラジオコントロールヘリコプター。SORA-MICHIは菅木以下当社の技術の粋を結集した無人ヘリ。一方、地上も走行する新しい挑戦をしており、飛行から地上走行、地上走行から飛行の連接といったクリティカルな動作部分の安定化、さらに安全に動作させることがとても重要です。量産化までにはこれらを安定できるようさらに開発を進めていきます。

【仕様】 機体サイズ(全長×全幅×全高):約3m×約0.8m×約1.2m/燃料:ガソリン/駆動方式:ガソリンエンジン/最大離陸重量:140kg/主要構造材料:CFRP/最高速度:120km/h/最大飛行時間 :50分

空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」
©SkyDrive

空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」

当社は現在、3人乗りの商用機「SKYDRIVE」を開発中です。垂直離着陸が可能な軽量の航空機で、ビルの屋上など身近な場所から飛び立ち「日常の移動に空を活用する未来」の実現を目指しています。まずは2025年の大阪・関西万博でのお披露目を目指し、開発を推進しています。

【仕様】 機体サイズ(全長×全幅×全高):約11.5m×約11.3m×約3m(ローター含む)/最大搭乗人数:3名(操縦士1名+乗客2名)/燃料:バッテリー(電動)/駆動方式:12基のモーター・プロペラ/最大離陸重量:1,400 kg/最高速度:100 km/h(対気速度)/航続距離:約15 ㎞

2019年に発表した長距離無人航空機「TERRA Dolphin」
©TERRA LABO

2019年に発表した長距離無人航空機「TERRA Dolphin」

名称であるイルカは、神話での異名から災害対策情報支援を担うミッションにふさわしいモチーフとして起用。空力を駆使した設計と斬新なデザインを融合したプロダクトを目指し、メッセージ性の強い機体、きれいな曲線、深い青のカラーリングや安全性を重視したウィングレットが特徴。デザイン性も重視しつつ、短い滑走路でも離陸、長時間滞空が可能なグライダーとして運用できます。

【仕様】 機体サイズ(全長×全幅×全高):約4.6m×約8m×約2m/燃料:ガソリン/駆動方式:レジプロエンジン/最大離陸重量:500㎏/主要構造材料:複合材(主にCFRP)/最高速度:100-200㎞/h/最大飛行時間 約10時間

高耐熱リチウムイオンキャパシタ「リバディ」
©JTEKT

高耐熱リチウムイオンキャパシタ「Libuddy リバディ®」

二次電池に分類される蓄電デバイスです。電気の出入り(放電・充電)が非常に早く、出力密度に優れています。また、繰り返し充放電による性能劣化が少なく、電池寿命が長いことなどが特長です。自動車向けに開発を重ねたLibuddy®搭載補助電源システムを活用することで、ドローンの運動性能を飛躍的に改善します。

セキュアな国産産業用ドローン「SOTEN」
©VFR

セキュアな国産産業用ドローン「SOTEN」

日本の環境に合わせて、機体の小型化にも成功。ISO15408に基づいたセキュリティ対策を施し、通信・撮影データの暗号化も実現。「測量」「点検」「災害初動対応」「測定」など、様々なシーンで 活用できる国産ドローンが誕生しました。地震などの初動調査 でも活用されているセキュアな機体です。

※「SOTEN」は、株式会社ACSLが開発した産業用ドローンです。
【仕様】 重量:1,720g(標準カメラ・バッテリー含む)/寸法:アーム展開時:637㎜×560㎜(プロペラ含む)アーム収納時:162㎜×363㎜/最大離陸重量:2,000g/動作温度範囲:0~40℃/最大飛行時間(標準カメラ搭載時):25分(風速8m/s条件下)/最大飛行時間(標準カメラ非搭載時):29分(風速8m/s条件下)/最大対気速度:15m/s/防塵・防水性:IP43(カメラ、ジンバル、バッテリー搭載時)/機能:GNSSを用いた自動飛行、衝突回避機能(上下前)、マーカートラック機能、送信機位置への帰還機能、緊急着陸地点への帰還機能

VR空間でSOTENの操縦訓練が可能「SOTEN バーチャルトレーナー」
©VFR

VR空間でSOTENの操縦訓練が可能「SOTEN バーチャルトレーナー」

SOTEN バーチャルトレーナーは、国産ドローン「SOTEN」を、バーチャル空間で操作できるシミュレータです。基礎的な操作方法から、点検・災害監視・機体トラブル時の緊急着陸など、さまざまな実務シミュレーションが可能です。マニュアルでのドローン操縦も訓練できるため、現場における安全操縦に役立ちます。PC・モニタ・コントローラーの3点セットだけで起 動するので、省スペースで訓練可能です。

※SOTEN バーチャルトレーナーは、VFR株式会社、株式会社ACSL、株式会社理経の共同開発です。

<プロジェクト参画メンバー>

PRODRONE
JTEKET
MEITETSU
SKYDRIVE
TERRA LABO
VTR ENGINEERING BEYOND
愛知県

<ネットワークメンバー>

  • イームズロボティクス(株)

  • NTTコミュニケーションズ(株)

  • 近鉄グループホールディングス(株)

  • KDDIスマートドローン(株)

  • (株)JALエンジニアリング

  • (株)長大

  • 東京海上日動火災保険(株)

  • (株)トラジェクトリー

※「企業名公表可」の企業のみ(五十音順)

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「あいちモビリティイノベーションプロジェクト『空と道がつながる愛知モデル2030』コンセプト 「あいちモビリティイノベーションプロジェクト『空と道がつながる愛知モデル2030』コンセプト
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SMART MANUFACTURING SUMMIT BY GLOBAL INDUSTRIEに出展します。

ホールD あいちモビリティイノベーションプロジェクトブース

Japan Mobility Show

(1)出展者名
愛知県(あいちモビリティイノベーションプロジェクト -Sora Michi-)

(2)出展期間
2024年3月13日(水)〜3月15日(金)<3日間>
午前10時〜午後6時(最終日は午後4時まで)

(3)出展場所
愛知県国際展示場(愛知県常滑市セントレア5-10-1)

(4)展示内容
  • パネル展示:本プロジェクトの紹介や展示物の説明
  • 動画放映:プロジェクト参画企業6社の機体や技術に関する映像、本プロジェクトを紹介する画像の放映
  • 展示物:本プロジェクト参画企業が開発中のドローン、空飛ぶクルマ及び空のモビリティに関連する製品の展示